八歳で閉じた扉と、開け直してくれた先生の話~第七章|音楽がくれた、もう一つの人生
トランペットは、高校時代の市民バンド、大学でのオーケストラへと続いた。
社会人になってからは遠ざかったが、札幌に戻った年、恩師の勇退会をきっかけに、一夜限りのOBバンドが結成された。
二十年ぶりに吹いた楽器。
思い通りに鳴ってはくれなかったが楽しかった!
そして二次会で調子に乗った数名が披露したアンサンブル。
「調子に乗った」割には「調子っぱずれ」というのがシャレが効いている。
心の底から楽しんでいる自分の笑顔が、写真に残っている。
8歳の時にその下手な歌を笑われて傷ついた私だったが、この日は逆に下手な演奏を笑ってくれることを心から楽しんでいた。
一夜限りのはずだったOBバンドがその後本格始動して何度も演奏会を開くことになった。
区民祭りに、サンピアザでの演奏や定期演奏会etc.
決して上手い演奏では無かったけど喜んでくれる人も沢山いたし、何より自分が心の底から楽しむことが出来た。
—先生、あなたが教えてくださった通り音楽って「楽しむ」ものなんだね。改めて思い出した夜だった。




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