味の一令@岩見沢~千歳の味の一平の味を受け継ぐ~

東京に住む走る友人から
「今度北海道に行くので一緒に走りませんか?」
とお誘いを受ける。

いやいや、運動不足どころか最近では階段を上るだけでもしんどいのに走るなんてとんでもない!!

そう思っていたら、どうやら「人間の足」で走るのではなく、「バイクで走ろう」というお誘いとのこと!
なんと大型バイクの免許を取得したらしく「公道デビューを北海道で」ということらしい。

バイクに乗らなくなって久しいが、記念すべき公道デビューのお誘い。
光栄である!

ラーメン食べ歩きツーリングを一緒に楽しむこととなった。

最初の目的地を三笠にし、更科食堂へと向かったのは以前に書いた通りである。

天気も良いし最高に楽しいのであるが・・・。
股関節は痛いし、緊張しまくりだし、全身ガッチガチに固まっているし・・・。

ラーメンツーリングという楽しい響きより「ツラーリング(辛ーリング)」という言葉が頭をよぎった。

さて、ようやく本題!
2軒目に向かったのは岩見沢に2021年6月にオープンした「味の一令」

千歳の名店「味の一平」が閉店したのが2018年8月。
味の良さはもちろん、女性ばかりのスタッフが回す店内のスピードと接客でも高い評価のお店だった。

その千歳の味の一平の味を継ぐお店が岩見沢にオープンしたってんだから気になるよね~^^

ところが営業は火曜日~金曜日の平日のみ。
しかも昼3時間しか営業していないんだもの、中々にハードルが高いお店^^;

この日のツーリングの為に平日に休みを取ったので、ようやくの初訪問!

おお!
オープンからまだ一年しか経っていないのにさすがの人気店。

ドンブリのビジュアルも香りも味の一平のそれを髣髴とさせるオーラ。
何より店の中の空気感っていうの?

リズム感まで同じに感じてしまう。
イヤでも期待してまうがな~!

ほらね!

野菜の旨味まで出たスープのパンチ!

ほらね!

たっぷりの野菜のしゃきしゃき感。

ほらね~^^

西山製麺のちょい細めの縮れ麺。

味の一平のそれを思い出す美味しい味噌ラーメン!
これこれ^^

実は千歳の味の一平では味噌一択!
醤油ラーメンを食べたことが無かったけど・・・。

きっとこれもその味を受け継いでいるんだろうね。

たっぷり野菜の旨味が出た醤油ラーメンもさすがに美味しい^^

ここ数年。。。いや10年15年のちょっと長いスパンかも知れないが、老舗の人気ラーメン店が次の世代にバトンを渡せずに閉店することも少なくないように思う。

昭和30年代に味の三平が味噌ラーメンを「発明」し、昭和の時代からラーメンの街札幌と言われ・・・。
それは今でも変わらずに、ラーメン激戦区であり美味しいお店が多いのも間違いないと思う。

札幌を訪れる観光客は「ラーメンが食べたい」というし、それはそれで嬉しい事だ。

新しいお店もどんどん登場し、新しい味も次々と生み出されている。

でもその陰で古くから続く老舗の人気店がひっそりと消えていることも意外と少なくない。
人気が無いわけではなく、高齢となった店主さんが次の世代にバトンを渡すことなく消えていく・・・。

いや、渡せなかったというケースが多いのかも知れない。

そんな中にあって、先の三笠の更科食堂といい、ここ味の一令といい、老舗ラーメン店の味が継がれているのが嬉しいよね!

いや、味だけじゃなくその店の持つ空気感まで受け継がれているのがいいんだろうね。
先代の思いまでバトンをきちんと受け取っている気がする。

久しぶりのバイクツーリング。

緊張はするわ、エンストはするわ、交差点は怖いわ・・・。
おまけに太ももから股関節にかけてがめっちゃ痛いわ・・・。

ゆっくり走った割に景色を楽しむ余裕もなかったし、やっぱり「ツラーリング(辛ーリング)」ではあったけど・・・。
こういう風にバトンを受け継いだ2軒のラーメンに出会えたのは何よりでした^^

DATA
味の一令
北海道岩見沢市東町668−1

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