ウィスキー片手に高校時代の思い出・その1 ~アイナメが食卓に出た~

今日、実家でいただいた晩御飯の食卓に「アブラコ(アイナメ)」の煮付けが並んでいた。
アブラコは美味しいし北海道ではさほど珍しくない食材かも知れない。
釣り好きの人には特に人気の釣魚の一つだと思う。

ただ、自分では作ることはあまり無いし、実家の食卓に並ぶのもめったにない。
姪っ子達は「初めて」というぐらい。

実はその魚を見て
「なんだか・・・とても奇遇だなぁ」
と思ったのだった。

今日はちょっと訳があってこの「アブラコ」という魚で思い出す高校時代のエピソードを書いてみたいと思う。
ものすごく長くなるかも知れない。
そして酔っ払いながら書く事になるので乱文になるかも知れないが許して欲しい。

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高校2年だったか3年だったかの夏休み。
同級生の数人でキャンプの計画を立てた。

行先は神恵内キャンプ場(神恵内青少年旅行村)
当時はバンガローと寝袋の貸し出しがありそこに泊まろうと言い出したのは私だったような気がする。

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当時私の好きだったマンガの一つにちばてつや画伯の「おれは鉄兵」という作品があった。

前半はスポーツマンガなのだが、後半はなぜか宝探し&サバイバルへと変わる長編マンガだ。

同級生が揃って停学処分を食らい、主人公鉄兵の宝探しを手伝いに行くというくだりがある。
同級生たちはスーパーで色んなお菓子やおかずを買い込もうとするのだが、野生児鉄兵はそれを制して

「味噌と米さえあれば十分」と。

「周りにはいくらでも魚や山菜があるからこれで十分なの!」と付け加えるのだ。

周囲の同級生たちもそれに「なるほど!」と言いながら納得するというエピソードが大好きだった。

余談だが実家の物置から全巻出てきたので再読したが、やはり最高に面白かった!

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そのマンガに影響を受けた私は
「折角のキャンプだから、食材は現地調達しようぜ!釣り竿に米と味噌だけ持っていくキャンプってどうよ?」
と提案したのだった。

「お!面白いね!でも味噌は料理に使いにくいから醤油と米ってのはどうだ?」

そんな無謀な計画に真っ先に乗ったのがヒロだった。

(つづく)

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