5年前のとある出来事~その4 喉の奥が痛くて眠れない!?~

異変を感じたのは夜の0時頃だったと思う。

早めの22時ごろには床に就いたのだが、どうにも寝苦しくて目が覚めた。
(湯につかりすぎて湯あたりでもしたのか?それとも悪夢でも見たか?)
確かに悪夢を見たような気はするが内容は思い出せない。

最初は少し寝苦しいという程度のものだった。
実際には悪夢で目が覚めたのではなく、息苦しくて悪夢を見ることになったのだろうが、そんな風には考えなかった。

(一服してまた寝れば大丈夫だろう)

今考えると馬鹿な事なのだが、煙草に火をつけ気持ちを落ち着けようとした。
煙草を吸い終えて気持ちが落ち着いた気がしたので、再び床に就いた。

ところが今度は喉の奥が痛くなり始めたのだ。
煙草の吸い過ぎか?という程度に考えていたのだが、だんだん呼吸が苦しくなってくるのがわかった。
それでもこの時点では

(寝て、目が覚めれば治るだろう・・・)

と軽く考えていた。

だが、段々寝れるような状態ではなくなって来る。
喉の痛みは一層増し、呼吸が苦しくなってきて脂汗も出てきたときにただ事ではないと思い始めた。
痛みは喉から肺にかけてだったので、脳裏によぎったのは「肺炎」なのか?という考えだった。

ここで睡眠薬を多めに飲んで無理して眠るか、夜間病院に行ってみるか悩んだ。

もし前者を選んでいたら、ちょっとヤバかったかも知れない。
しばし考えて思い切って夜間病院に行くことにした。

服に着替えて1階のフロントへと向かう。
部屋を出て廊下を歩き始めた途端に胸の痛みが強くなった。
呼吸もどんどん苦しくなってくる。

そして、2階から1階に降りる階段の途中で脂汗で額がぐっしょりとなる。

そこで見かけたのが階段の前の記事で書いた踊り場の椅子だ!

疑問:こんなところの椅子をいったい誰が使うんだろう?
答え:俺だ!

 

身体は苦しいのに、なんだか頭の中で一人笑ってしまった。
踊り場の椅子で休憩しながらそんな事を考えていたことを思うと、まだ余裕はあったのかも知れない。

(続く)