ラッキーピエロとベトナムラーメンの思い出(その3:ぶんぶく茶釜)

前の記事で私の大好きだったシルクロードの「ベトナムラーメン」がぶんぶく茶釜の流れを汲むことは書いた。

ここでぶんぶく茶釜の事を書いてみたいと思う。

ぶんぶく茶釜は兵庫県出身の望田満雄店主が、1977年に函館に移住してきてオープンしたお店と聞く。
既に今年で45周年になる老舗ラーメン店だ。

ラーメン愛好会金賞受賞らしい。

そして店内のメニュー看板には「味一筋 函館一うまいラーメン」の文字だったり・・・。

ネギラーメンにつけられた「思わず生ツバドドドとでてしまう」というキャッチコピーだったり・・。

多少ツッコミたい気持ちも無きにしも非ずである(笑)
だが、ここのベトナムラーメンに関しては間違いなくオンリーワンなメニューだと思う。

個人的にはベトナムラーメンがイチオシであるが、メニューは豊富。

しばらく行ってないなぁと思って写真を探したら2015年が最後の訪問だからすでに7年も前の事。

(※価格は当時のものなので現在は価格は変わっています)

さて、お待たせしました!
ベトナムラーメンとはなんぞや?

どん!

これがベトナムラーメン。
醤油ベースのスープに、ひき肉と角切りにされたキャベツやネギなどの野菜にシイタケがゴロゴロと入った餡がかかっているのが特徴だ。

ピリ辛餡がかかった醤油ベースのラーメン。
これが実に美味しい!

ややパンチの効いた味付けはもちろん、この具のサイズがいいんだよね!

ちなみに、醤油ベースにピリ辛+野菜&肉という点ではゆうみんのスイジャン麺にも似ているところがある。

ゆうみんはスープ全体にとろみをつけているのに対して、ぶんぶく茶釜のベトナムラーメンは上の具だけにとろみがついているという違いがある。

あとはシイタケの存在感が大きな違いかな。

この具を掬うためにに用意されている穴あきレンゲが嬉しいね^^
全部の具を「掬う」ならぬ、「救う」事ができる!

函館在住時はまだコンビニはハセスト(ハセガワストア)ぐらいしかなかった時代。

必然的に夜中にお腹がすくと外食ラーメンとなることが多かった。
「大門の尤敏(現麺屋ゆうみん)」「五稜郭尤敏」で炒馬麺(サマメン=ちゃんぽんめん)か水醤麺(スイジャン麺)を食べることがやっぱり圧倒的に多かった。
あとは当時は「餃子楼」というお店がありここの水醤麺も良く食べたな。

だが、「シルクロード」が出来てからはそこでベトナムラーメンを食べる機会が急浮上した。
ここぶんぶく茶釜とシルクロードの2つの存在で「ベトナムラーメン」というジャンルが自分の中に確立されたのも事実。

「水醤麺(スイジャンメン)行く?」と言われれば、
「大門尤敏?五稜郭尤敏?餃子楼?」と答えたし、
「ベトナムラーメン行く?」と誘われれば、
「シルクロード?ぶんぶく茶釜?」と答えていた。

私の中で函館のご当地ラーメンジャンルの一つとして確立していたのは間違いない。

少なくとも私の中で函館=塩ラーメンではなく、函館=水醤麺であり、炒馬麺(サマメン=ちゃんぽんめん)であり・・・そしてベトナムラーメンだったのである。

ラッキーピエロ~シルクロード~ぶんぶく茶釜と思い出と共に書いてきたけど、次回いよいよラッキーピエロとベトナムラーメンのつながりを書いて最終回にしようと思います。

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